世界の軍隊のマシンガンや拳銃に主に使われている弾丸は「9mmパラベラム」という規格です。
パラベラムとはラテン語で「戦争に備えよ」という意味ですが、このローマ時代の諺には「平和を望むなら」という前段があります。
つまりいくら「戦争反対!」と言っても、戦争は向こうからやって来ます。
最近の周辺諸国の動きを見ても明らかです。
「地震反対!」や「火事反対!」とは誰も言いません。
正しいのは「火の用心!」です。粛々と備えるだけです。
「他人は良い人たちばかりなので、家に鍵を掛けません」という人にはまだ会ったことはありません。
軍隊不要論を語る方はかなりおられますが・・・
弾丸の話のついでですが、(以前もこのブログで語りましたが)スタンリー・キューブリック監督の戦争映画に「フルメタルジャケット」という作品があります。
「フルメタルジャケット」とは防弾チョッキではありません。弾頭が硬い合金製の軍用の弾丸のことです。ジャケットとは上着ではなく、上から覆っているという意味です。
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古い時代の弾の弾頭にはよく鉛が使われてましたが、これは柔らかいので命中後に必要以上の内臓損傷と痛みを生じるし、鉛中毒も起こします。
したがって軍隊ではハーグ陸戦条約でその使用が禁じられています。
もっとも柔らかい鉛では防弾チョッキを貫通できない、という理由もありますが・・・