武道と武士道は似て非なるものだ!
どちらが良いとか、どちらが正しいという問題ではない。
考え方が違う。逆に言えば、どちらも正しい。
倫理的な違いを説明しよう。
私は少林寺拳法を嗜むが、これは宗教とも武道ともいえる。
帯に「一撃必殺」と刺繍することは禁止されている。
人を一撃で殺すために修行しているわけではない。人を助け活かすためである。
一方 武士道では一撃で相手を無力化することを目指す。
敵は悪人ではない。クニに妻子を残し、あるいは意に反し戦場に来ている。敵味方とも立場は同じである。クニの方針で戦闘において止むを得ず敵を殺す時は、いたぶらず苦しませず一撃で殺すことが、「武士の情け」である。そのために厳しい修行をする。
最近の日本では、サムライや武士道はサッカースタジアムでしか目にすることはない。その方が平和ではあるが・・・
40年以上前 昼下がりの大学キャンパスにいた。どこからか「風に吹かれて」が聞こえてくる。
「ボブ・ディランって曲も歌詞も声もいいよね!」と隣にいるアメリカ人留学生に言った。
「そうよね」「でもさ キリスト教的な素養の無い僕らには歌詞に込められた深い意味は詳しくは分からないよ」などと言うものの、数日前にラジオの深夜放送で仕込んだ浅薄な知識なので、それ以上話が膨らまない。
学生生活の80%を占める少林寺拳法の話から切り出せばよかったかなあ・・・それもなあ・・・
「ところでさあ ボブ・ディランってどうしてBob(ボブ)なの?」
「どういう意味?」
「ボブっていうことは、正式なファーストネームはRobert(ロバート)だよね。だからニックネームはボブかバートなのは分かるけど、なぜRob(ロブ)じゃないの? William(ウィリアム)もWill(ウィル)でなくてBill(ビル)なんだよね?」
「ウィリアムはウィルと呼ぶことはあるよ。でもビルの方が言いやすいから。ロブはダメ!」「どうして?」
「だってボブに、ロブ!って大声で呼んだら、ボブじゃなくて警察が来るよ!」「どうして?」
「だってrobだもん」
そうか! rob=強盗!!!
この時 M上H樹はこのキャンパスのどこかにいたはずだった。残念ながら今年もノーベル賞取れなかったけど・・来年は取ってほしい。
まあ私にとっては、ボブ・ディランどころかM上H樹も全く理解できませんけど・・・
今 頭の中には「風に吹かれて」ではなく「いちご白書をもう一度」が流れている。
前の投稿でマッカーサー元帥の父親であるアーサー・マッカーサー・ジュニアについて語ったが、この名前をよく見るととても変な名前である。
直訳すると「アーサーの子のアーサーの子」となる。
ジュニアは同名の父親(シニア)の子を意味するが、MacArthurは「マック+アーサー」であり、Macはスコットランド・アイルランド語の「子」という意味で、偉人の名前の前に付けて、その人の子孫を表す。したがってマッカーサーは「アーサー王の子」という姓になる。
マクドナルド、マッキントッシュ、マッカートニー、マックィーン、マッキャンベル・・・はスコットランド・アイルランド系である。
イングランドだと聖人の名前の後に「son=子」を付けてその人の子孫を表す姓がある。
Johnson(ジョンソン=ヨハネの子)、Jacobson(ジェイコブソン=ヤコブの子)、Peterson(ピーターソン=ペテロの子)、Stephanson(スティーブンソン=ステファンの子)・・・
北欧だとジョンソンがヨハンセン、アンダーソンがアンデルセンになるのでこの「セン」は「son」と同義なのだろう。
ロシアに行くとドストエフスキーやチャイコフスキーの「スキー」が「son」と同義である。
又 O`Neill(オニール)やO`Brian(オブライアン)のように名前の前に「O`」が付く姓があるが、これもアイルランド語で「子」のことである。
今回の話にオチはありません。ノーガキを言いたかっただけです。
私は社会に出て40年以上経つが、今になってもっと勉強しておけばよかった、と思うことがヤマほどある。子供がいないので現在の学校教育がどうなっているか分からないが、義務教育と高校までについて、素人なりに思うことがある。
まず生徒全員に高等な学問を教える必要があるのか?と思う。
「数学」だと微分積分よりは、簿記を教えてほしい。自営業だと必ず確定申告しなければならないし、会社員も管理職以上に成りたければ、企業会計を知っていなければならない。
そして現在はかなり進んでいると思うがITやパソコン関連は必須。
「英語」は学校教育から全く外すか、やるならきれいなフィリピンやインドのお姉さんお兄さんを雇う。そうすると学習意欲も増すし、現在の英語が喋れない日本人英語教師の給料で2~3人雇える。
大学入試はTOEFL, TOEIC, 英検に任せる。
英語を学校教育から外しても良いと思う理由は、現在中高の6年間で毎日1時間以上授業を受けておきながら、街で外国人に道を尋ねられると「私 英語喋れませんから」というヤカラが実に多い。で日常生活には困らない。
習い事で考えると、6年間あれば武道だと二段か三段には成れるし、ピアノだと友達の結婚式で演奏できる。なのに英語だけは無理。もう今の英語教育はやめた方が良い。やりたい人は塾に行けば良い。
だと言って必ず必要なものを、必ず義務教育で教えているかと言えばそうでもない。自動車運転免許は、学校教育ではなく、民間の自動車学校で取得する。
あとは、「法律」。これをやったら「刑事」でどれだけ服役するか? 「民事」でどれだけ金を払わなければならないか?全く分かっていない。
「みんな仲良く!」とか「自分に正直に!」などと言っている場合ではない。
コルトガバメントは45口径(弾丸の直径が0.45インチ=11,4ミリ)の自動拳銃で、西部劇でおなじみのリボルバー(回転式拳銃)コルトピースメーカーと共に拳銃史上の最高傑作である。
20世紀初頭アメリカはフィリピンと戦っていた。
米軍は近接戦闘において蛮刀一本で突進して来るモロ族が、当時の制式拳銃の38口径リボルバーに被弾しても倒れないことに驚愕し、1911年コルトガバメントにバージョンアップした。
以来1985年に制式拳銃をベレッタ92Fに変えるまで長きに亘り使用された。
19世紀末 世界での勢いを失いつつあったスペインと覇権争いを始めたアメリカはアジアでのスペインの植民地フィリピンやキューバを手に入れようと米西戦争を開始し、フィリピンを独立させることを条件に味方に引き入れた。
アメリカは勝利の後、フィリピンを裏切り植民地にした。単なる宗主国のオーナーチェンジに怒ったフィリピンと米比戦争が勃発した。モロ族の戦闘意欲はそれで高かった。
米軍の司令官はアーサー・マッカーサー・ジュニア中将(最終の階級が)であった。
アーサーは南北戦争で評価され、その後、2百年は続いていたインディアン戦争(インド人ではない。アメリカ先住民いわゆるネイティブアメリカン、以前はインディアンと呼んでいた)の最終段階のアパッチ殲滅作戦で活躍し、大酋長ジェロニモを殺害した。それによりアメリカは白人支配国家を確立した。
アーサーはレイテ島で住民10万人は虐殺したといわれている。
レイテ島出身のフィリピン大統領デュテルテは、麻薬犯罪者3千人を超法規的に殺害した。フィリピンでの支持率91%である。
デュテルテを人道上非難する米大統領オバマを、彼は逆に口汚く反撃するが、それは「どの口がそれを言うか?!」と思っているからだろう。
アーサーの三男が、戦後日本に駐留した連合国司令長官ダグラス・マッカーサー元帥である。
宗主国アメリカの植民地の優等生日本は、東京大空襲で一晩で10万人、広島長崎で30万人の無抵抗の民間人(年寄、女、子供)を虐殺されたが、
記念碑には「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」と主語がだれか分からない言葉を刻んでいる。
50年前 中学に入ったころ、ウキウキしていた。何しろ今まで勉強したことがない「英語」の授業が始まるからだ。
早速著名な英語学者が書いた新書版の英語解説本を買った。
ページを開くといきなり興味深い内容が目に飛び込んで来た。
「陰毛のことをPUBLIC(パブリック)HAIR という。アメリカは日本と違い、こういうことを隠さないオープンな国だ」と。
動機はどうあれ、英語をしっかり勉強してアメリカに行こう!
と、夢は大きく膨らんだ。
全くのでたらめだと気付くまで10年かかった。
「PUBLIC(公の)」ではなく「PUBIC(ピュービック)」じゃないか!
その著者は間違いなく当時の英語教育の第一人者だった。ずーっと勘違いしていたのだろう。
話は飛ぶが、
英語は26字のアルファベットで表す。当然言葉数が足りない。
したがって同じ単語で意味が全く違うことが多い。
「RIGHT」は「右」と「正しい」、「LEFT」は「左」と「LEAVEの過去形」、「DIET」は「食事療法」と「国会」
よく見ると関係がないこともない。
「ミギは正しい」「ヒダリはもう捨て去られた考え」「国会はスリムにした方がよい」
それに比べ日本語は難しい。
社会科学系や人文科学系は「漢字」、自然科学系は「英単語」、会話は「大和言葉」を使う上に、漢字の音読み訓読み、5種の敬語と男女言葉が重なる。
日本人の頭に、もうこれ以上の学校英語を詰め込むのは、つらい。
戦後 方言をやめて正しい日本語を話そう、という時代がありました。
たしか漫画家のH川H世さんが、子供の頃の話を書いておられました。正確な文言は覚えていませんが、以下のような内容でした。
先生「これからは方言はやめて正しい標準語を話しましょう!
例えば皆さんは、100円ガト(100円分だけ)買うて来て、とか言いますが、ガトはいけません。下品なのでやめましょう!」
生徒「せんせー なんてゆうたらよかとー?」
先生「これからは、100円シコ、と言いなさい!」
博多弁で育った教師が標準語を教えるのは所詮無理だったし、日本人が方言の大切さや面白さに気付くのには、それからもう少し時間がかかりました。
数十年に一度という特別警戒警報が出ていた台風が、今さっき何事も無く福岡県を通過しました。
私ら福岡県人は「どうせ台風はこっちに来んけん!」と緩み切っている。
数年前大手新聞に県別の全国災害マップが出ていた。
東日本大震災、関東大震災、東京大空襲、伊勢湾台風、阪神淡路大震災、広島長崎原爆投下等々・・・
福岡県のところで、私は目を疑った。
「元寇」 ゲッゲンコウ?? それ??!!
「仰げば尊し」というTVドラマが最近終わりました。
不覚にも最初から最後まで観てしまいました。
ベタな学園青春ドラマでしたが、寺尾聡と将来活躍が予想される2世タレントたち(うち1名は犯罪事件で消えましたが)の好演が気に入りました。
もう一つ引き込まれたのが、このドラマの設定が吹奏楽部だったことです。
私は中学時代にブラスバンド部でクラリネットを吹いてました。その前の小学生の時はピアノを習ってました。(バイエルが3年かかっても終わりませんでしたが・・)大人になってからはギターを触ってます。音楽は大好きですが、初心者レベルを超えられませんでした・・・
そして今でも分からないことだらけです。
ピアノの楽譜で、右手はト音記号だが、左手は何故ヘ音記号なのか?(ギターで言えばFのバレーコードのように最初につまづくやろ!)
金管楽器、例えばトランペットやチューバは右手で三連ピストンを押すが、何故フレンチホルンだけは左手なのか?(最近分かりましたが・・)
吹奏楽でのリード楽器であるクラリネットやトランペットはキーが中途半端なB♭であるが、何故キリのいい1音上のCやAにしなかったのか?
クラリネットやサックスなどの木管楽器のマウスピースにはリードという葦を薄く削った弁を使うが、これが割れやすく、なじんだ頃つまり演奏会の前の日に必ず割れる。もっと繊細なオーボエはどうしてるんだろう?カーボンとか強い素材は無いのか?
疑問は尽きませんが、マニアックな内容ですみません。
サッカーの試合で、「ピッチ」(PITCH)という言葉をよく聞きます。他のスポーツではあまり聞きません。
「グラウンド」に近い言葉ですが、それより狭く、実際にプレーするエリアだけを指すようです。 昔は四隅に杭を打ってプレーするエリアを決めていたそうで、「杭」つまり「ピック」(PIC)が語源のようです。今でも四隅(コーナーキックするあたり)に旗を立ててます。
話は飛びますが、
音楽好きな私にとって「ピッチ」というと、A=440です。
ピアノの真ん中あたりのA音(ラ)が440ヘルツです。戦前頃、国際会議で決められました。
それ以前も19世紀頃のウィーンの国際会議でも、その時代によって435~445ヘルツあたりで決めていたようです。
今でもバンドや交響楽団によっては、曲によって自由に決めているようです。絶対音感など全く無い私にとって何の影響もありませんが・・・
私の疑問は、デジタル機器など全く無い時代に、どうやって1秒間に440回振動することを計測したのか? それどころか、ぜんまい時計しかない時代に、1秒をどう正確に規定したのか?
疑問は尽きません。