30年以上前になりますが、ノートパソコンが出回る前にワープロ全盛の時期がありました。
色々な機能が付いていましたが、その中に「表計算」という機能がありました。
私は「ひょうけいさん」ではなく、てっきり「おもてけいさん」だと思い、きっと「うらけいさん」つまり税務対策用の裏帳簿作成機能がこっそり付いているのを、暗に示しているのだと、しばらく勘違いしていました。よく税務署が摘発しないな、と。
お盆が近いです。先祖供養の儀式です。
お盆は正式には、うら盆とか盂蘭盆会(うらぼんえ)と言いますが、これはサンスクリット語の「ウランバーナ」から来ています。
恥ずかしながらこれも長い間勘違いしていました。
私は、これは「裏盆」で、きっと別に「表盆」があるものと思っていました。
大学で上京して驚きましたが、関東では、お盆を7月15日にしていました。これが「おもて盆」かと。
日本の他の地域はおおむね8月15日です。
これを「旧盆」とも言いますが、別名「うら盆」だと思い込んだ訳です。
そうすると7月15日は「新盆」かというと、そうではなく新盆(あらぼん、にいぼん)は、人は亡くなって四十九日後の初めてのお盆、つまり「初盆」のことです。
何十年も生きていても、まだまだ間違って思い込んでいることがいっぱいありそうです。