最近刃物を使った殺傷事件の報道が多く気になる。
もちろん先進国の中で最も犯罪の少ない我が国でも、テレビでは定時のニュース番組はあるので、大小に限らずその日の最も大きな事件を流すことになる。
アフリカや中東、南米あたりだと日常茶飯事な事件でも、日本では事細かに繰り返し報道される。ただ気になるのは動機が「貧困」ではないこと、影響を受けるヤツがいることだ。
全国でトップクラスの高校ラグビー部員だった警察官が元自衛隊員の犯人に襲われた件も驚きだ。
瀕死の重傷を負いながら命だけは助かりそうなのはせめてもの救いだ。
犯人は徒手格闘訓練を受けてただろうが、警察官の方が身体能力ははるかに上だったのではないか?
まして防刃チョッキを着ていた。不意打ちだったろうし、装備の隙間を刺されている。
話は変わるが、
柔道は投げて一本、押さえ込みで一本だ。
スポーツ化して大きく発展した現代柔道では考える必要も無いだろうが、なぜ押さえ込みで一本か?
武道は戦闘術か護身術が進化したものが多いがどちらもあり得る。
戦国時代に甲冑で固めた武士たちは簡単には致命傷を負わなかっただろう。
刀も折れた状態で組打ちになる。突き蹴りは全く効かない。
投げ倒し押さえ込んだ状態で脇差か鎧通しで甲冑の隙間を突くことで勝敗が決した。
その名残りだろう。
警察官の防刃チョッキは隙間が空き過ぎてないか?
又話は変わる。
記憶が曖昧だが、刃物で襲って来る相手に拳銃で対応するのに間合いはどのくらい必要か?
米軍か米警察のデータでは自動拳銃で最短7メートルだったと思う。たぶん相当な熟達者だろう。1~2秒しか無い。
ホルスターから拳銃を抜きスライドを引いて弾を装填し安全装置を解除して引き金を引く。相当な訓練が必要だろう。
日本の制服警察官はダブルアクションの回転式拳銃を所持しているが、たぶん抜いてから撃つまでの時間は自動拳銃より短いのではないか?
ただ犯罪者であっても世界で一番人命尊重する日本警察ももっと早めに拳銃を構えてもよいのではないか?
日中戦争当時将校だった私の父はコルト38口径の自動拳銃を携帯していたが、生前「とっさの近接戦闘では5メートルでもなかなか当たらん。まして手足を狙えなんて無理!」と言っていた。
又又話は変わるが、
現代日本に暮らす私はせめて「歩きスマホ」はしないつもりだ。
だって悪意の全然無いジイサンがアクセルとブレーキ踏み間違えて突っ込んで来るし、私に悪意が無くても殺意だけあるクソガキが刺身包丁2本持って襲い掛かって来ないとは言えないので。