35年くらい前、私が新入社員だった頃、海外から商品を仕入れた際にルーティンの業務として、ロット毎に品質の良し悪しを生産者に伝えていました。ある時予想以上の高品質の商品が入荷しました。感激した私は「今回はすごく良いですよ!」と伝えたところ、上司から「あまり褒めると、必要以上に良過ぎたんだと思い、次から品質落としてくるよ」と注意されました。日本人なら褒められたらもっと良いものを作ろうと思うけどな?とその時は納得できませんでした。後ですぐ分かりましたが・・
亡くなった母親に、この時期になると時々聞いていた話ですが、
昭和20年8月9日朝 私の母親は北九州小倉の中心街 井筒屋デパートに買物に来ていたそうです。終戦直前のその時期に売っているものがあったのでしょうか?突然空襲警報が鳴り防空壕に駆け込みましたが、B-29の銀色の機体が見えたそうです。
広島に続く2回目の原爆投下の第一目標は、小倉でした。しかし当日は曇りで、あるいは八幡製鉄の煙もあったかも知れませんが、視界不良でそのまま長崎に飛んで行きました。小倉に投下していれば、当然私は存在していません。
世界でただ一つの原爆被爆国である日本は、原爆の悲惨さについて語り続ける義務があります。
日本人ならそんなひどい兵器は持ってはいけないと思うはずです。
しかし悲惨さを言えば言う程、そんなえげつない兵器なら、是非我が国も持たねば、と考える国が大半なのでは?とも思います。特に仲の悪い国が持っている場合は。
ある日一斉に、世界中から核兵器が無くなる魔法は無いのでしょうか?