博多メイはりきゅう院
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  • 武道 その3

    Don`t think, Feel !

    彼は映画の中でそう叫んだ!

    70年代ブルース・リーに憧れて武道を始めた人は多い。

    映画の中では筋肉を誇示していたけど、実際の動きはイチローみたいでしたね。

    私ら稽古の時によくこんな冗談を言います。

    「もっとアタマ使えよ!」 「はい 頭突きの練習は良くやってますけど?」

    「ガワじゃねえ!ナカミだ!」 「ブルース・リーは考えるなって」

    「いや そうじゃなくって、彼が言いたかったことは・・・・」

    稽古は有意識で、試合は無意識で。稽古は試合のように、試合は稽古のように。

    人それぞれ その4

    知り合いのKさんは、福岡市在住、五十代、自営業、独身男性です。

    彼は散髪はこの10年位、山陰の山の中のおばちゃんが一人でやっている床屋さんしか行きません。

    そんなにいつもは行けないので、1シーズン1回くらいです。冬は降雪も気になります。

    私ら高度成長期に育ち、バブルも経験しました。銀座のおねえちゃん連れて、昼飯は札幌にラーメン食べに行く、なんて自慢話は結構聞きましたよ。

    グーグルの航空写真で見ましたが、山しかありません。
    床屋のおばちゃんと深い関係があるワケでもありません。

    彼が以前、出張の途中の空いた時間に偶然入った床屋さんが気に入ったらしいです。

    本当の理由は、誰にでもアタマを触られたくないからだそうですが・・

    ちょっと贅沢な話でしょう?!

    焼肉の作法

    最近 焼肉でひどい食中毒事件が起きました。

    私の知り合いが、数年前今回と似た病原性大腸菌で入院したことがあります。
    猛烈な腹痛と血便で死ぬ思いだったそうです。
    生レバーでした。

    彼が医師から言われたことで気になることがありました。

    焼肉は、「自分の箸で焼くな」と。
    つまり焼肉の席では、生肉を掴んで網にのせて焼くまでの工程と、焼き上がった肉を口にいれる工程は、分けた方が良いということです。

    何故ヒトはそうしてしまうのでしょうか?

    例えば「鍋」は「焼肉」より文化的に進んでいます。
    「鍋奉行」という徳川幕府レベルの制度が存在し、公平無私な立場の人が仕切ります。
    こういう人がいないと、美しいOLさん達は忘年会で、オッサン達とはとてもじゃないが同じ「鍋」を囲めません。

    「焼肉」はまだ戦国時代です。合戦です。
    「焼肉」行く時は、何故か「鍋」の時よりおなかが空いています。
    自分の箸で焼くのは、暗黙の内に所有権を主張しています。
    ゆっくりシイタケなんか焼いてると、特上ハラミが来ます。うかうかしてられません。
    レアでも食べます。「オレは腹の中、酒でアルコール消毒しとるけんね。」と言いながら・・

    早い時期に「焼肉奉行」が確立してほしいものです。一通り満腹になり、OLさん達に自分の箸で、焼いた肉を回すオッサンは、まだ「牢名主」レベルです。

    そういえば本場の韓国では焼く時に、トングのようなもの使ってますね。
    O-157は熱に弱く、75゜C超の加熱で死滅します。
    以上

    武道 その2

    語源について話しましょう。

    少林寺拳法の研修等で何度か聞きました。

    武道の「武」は、二つのホコを止める、と書く会意文字だそうです。
    つまり争いを止めさせる、という意味です。
    少林寺拳法の開祖、宗道臣はよく言ってました。「その二人をまとめて制圧できるくらいでなければ、軽々しく仲裁を買って出るな!」と。

    スポーツのスペルは、SPORT ですが、
    SP は飛び出すとか、離れるという意味、PORT は港です。
    つまり港を離れる、日常から脱して気分転換する、と意味らしいです。

    SPRING SPLIT SPRAY SPLASH SPLINKLER SPREAD SPEED SPECIAL SPARK 確かにそうですね。関係ないと思いますが、SPAIN という国も、ラテン系でフラメンコもサッカーもはじけてますよね。

    もちろんどちらが良いとか、どちらが強いとかの話ではありません。

    人 それぞれ その3

    後輩のY本君は、絶対銀行強盗できない男、と仲間内で言われている。

    もちろん彼のやさしい人柄もありますが・・・

    宴会の余興でパンスト被りました。

    同じでした・・顔が・・いつもと・・

    私も・・

    人それぞれ その2

    その1でご紹介した八木ちゃんに20年ぶり位に電話しました。脂肪肝になってないか?また事前承諾なしにブログに書いたのでそのコトワリと・・
    経理畑一筋の八木ちゃんは、しっかりした会社の管理部門担当の常務取締役です。

    「いやー別にいいけどさ。あまり話を膨らますんなよ。」

    少し膨らませましょう!
    八木ちゃんは肉好きですが、お酒も好きです。たくさん飲む訳でもなく、絡むこともありません。なかなか良いお酒です。

    若い頃、真夏の休日、八木ちゃん含め5~6人で日帰り登山に行きました。事前の係を決める際、八木ちゃんは「俺 水持って来るよ。」

    凄く暑い日でした。歩き始めてすぐ「水ちょうだい!」とみんなが言い始めました。八木ちゃんは「バテるぞ!」と言って水出しません。

    そうなんですよ。今ではありえませんが、まだこの頃は、運動中に水飲むとバテる、というのが定説でした。
    これは、太平洋戦争中、南方戦線で行軍中に、兵に貴重な水を盗み飲みされるので、日本帝国陸軍が流したデマ、という説があります。

    途中水場は無いまま、5合目辺りで、八木ちゃんは降ろしたリュックから取り出し始めました。どや顔で! 「いやあ水よりビールの方がいいと思って、350だと足りんかも知れんから500mlにしたよ。1本づつだよ。」それもカチンコチンに凍らせ膨張した缶ビールです。

    たしかに最初は歓声が上がりました。
    しかし冷静に考えれば、真夏の登山で途中水場無しなら、水一人当り3Lつまり全体で20L近く
    は必要です。八木ちゃんが一人で背負って来るはずはないじゃないですか!でも八木ちゃんは人望厚く几帳面な人です。彼が水を持って来ると言えば、それでだれも異論唱えるはずはありません。

    私は高校時代山岳部でした。とりあえず習慣で水筒1個持参してました。しかしみんなの一口づつの回し飲みでなくなりました。缶ビールはかちかちです。最初に染み出して来る凍ってない液体は高濃度のアルコールです。

    アルコールには利尿・脱水作用があります。したがってビールでは水分補給になりません。すぐにみんな酒が廻り始めました。尚且つプルトップ缶です。栓はありません。急勾配を缶ビール片手にふらふらで登りました。

    みんな途中の山道で寝ました。まだ「熱中症」と言う言葉を知らない時代でした。
    以上

    武道 その1

    先月でしたか、大震災後にNHKで放送されたマイケル・サンデル教授のハーバード白熱教室は面白かったです。

    教授はじめアメリカと中国の学生は日本人の今回の行動を絶賛してました。私も見ていて、日本人として当たり前のことをしているのを褒められて、誇りに思い、心が熱くなりました。

    しかし歳を重ねて来ると斜めから見るようになって、テレビでは絶対言わないけど「日本人よ、やっぱり良い子だったね。いつまでも礼儀正しく性格が良くて、非力な金払いのいい国でいてね。そして私たちの国民も国家に対してそうあってほしいんだけどね。」と思ってんだろうな?と少しだけ思いました。少しだけですよ。歪んでるかな?

    日本人として当たり前だけど、改めて訊かれると、うまく説明できないことが多いです。
    鍼灸はヒトを守りますが、武道もそうです。共に東洋のというか日本の伝統文化です。

    でも武道とは何か?と問われると、結構難しいです。
    他にも例えば、武士道と騎士道は、侍とは、大和魂とは、禅とは、クリスマスは好きだけど花まつりは、 山伏って仏教なの神道なの?
    漠然としか分からないけど、別に困らないしね。外国人の方がよく知ってることも多いし。

    自律神経

    理科か生物の授業で習ったような気がしますが、よく分からなかったですね。

    自律神経という神経があるのではなくて、交感神経と副交感神経という二つの神経の内臓への相互二重支配システムのことです。車で言えば、交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキのようなものです。
    別の言い方なら、交感神経はON,オフィシャル、表、 副交感神経はOFF,プライベート、裏かな?

    でも人間の場合は、これを意識的に操作しなくても、自然に無意識にバランスを取っています。だから自律・・と呼んでいます。

    でも現代人は交感神経優位の人が多いです。先々は不安だらけ、仕事でも家庭でもやること多いし、複雑になってるし、ノルマや時間制限あるし、イヤなヤツいるし、できなかった言い訳もしなきゃならないし・・・アクセル吹かせっぱなしですよ。だから家に帰ってもリラックスできなくて、アイドリングは高回転のままです。ブレーキ効きません。真面目な人ほど不器用ですし。

    交感神経優位の時は、やる気が出て、心拍数や血圧が上がります。副交感神経優位だと、眠くなって、おなかが空いて、便意も催します。池田屋に飛び込む前の近藤勇が眠くなって、腹が減って、ウンコ行きたくなったら困りますから(でもそういう時ありますね)。

    そして血行が悪くなるんですよ。だって近藤勇はこれからどう戦おうかと真剣に考えるから、血流は脳に偏り、手足に行きません。出血を抑えるためですが、冷たくなって思うように動かなくなります。だから日頃から非常時でも平常心、無心を保てるよう精神的にも修行してます。
    おなかが減らないのも意味があります。満腹でおなか刺されたら感染がひどくなります。

    でも四六時中こうなら体調おかしくなります。
    鍼灸は自律神経を調節する手助けをします。どちらかと言えば、副交感神経を亢進してくれて、本来身体があるべき状態に戻します。免疫力も高めます。
    本当はご自分ですることが大切です。充分睡眠を取り、適度に食べて、運動して頂くと良いのですが・・・  以上

    耳つぼダイエット

    言葉って本来の意味とは、ずれて使われることが多いですね。時代の流れとかもあるんでしょう。
    例えば「ボランティア」はもともとは「社会奉仕活動」というより「志願兵」のことですよね。
    「ダイエット」はもともとは「痩身技術」ではなく「病人食」や「食事療法」のことです。全く同じスペルで、全く関係の無い「国会」や「議会」のことでもあります。びっくり!

    耳つぼダイエットのメカニズムをご説明しましょう。
    脳中枢から胃などの消化器官に迷走神経が繋がっています。おなかが一杯になると満腹感が脳に伝わり、これ以上は要らないよ、と感じます。
    この迷走神経が下に降りて行く途中で耳に枝を出しています。これを刺激して満腹感を出して食べ過ぎないようにする訳です。

    使うのはすごく小さな金属粒で、テープで耳のツボに貼ります。短い針を使ってもいいのですが、万が一耳の中に落ちたら困るので、あまり使いません。鉄粒だと金属アレルギーの方には合わないので、鉄に金メッキしてあります。したがって使用後に収集されても価値はありません。

    私が施術していて、色んなタイプの患者さんがおられることに気付きました。
    1 私もそうですが、貼って数分で少しムカムカして全く食欲がなくなります。気持ち良くありません。
    2 気が付いたら、食欲がありません。
    3 食欲はあるけど、食べ始めたら意外にすぐ満腹になり、あまり入りません。
    4 便秘が改善します。
    5 全く効きません。かなりいらっしゃいます。

    皆様が、2,3あるいは4のタイプだと嬉しいです。

    もしもあまり効果が出なくてもこれにより、過食しないようにしたり、毎日体重を量ったり
    、ウォーキングをしたりの動機付けになれば、嬉しいです。

    「こり」と「こわり」

    昨年末偶然にケンミンショーの制作会社の電話取材を受けました。私が鍼灸師なので「針がちくっとすることを博多ではチカッとすると言いますか?」 という問い合わせでした。「たしかにそれ言いますね。でも私は生粋の博多っ子ではないので、自信は持てませんけど・・」
    以下はその後 私から話したことです。

    「箒ではく」ことを我々は「はわく」と言うことは、全国的にかなり知られています。我々にとって「はく」ことは「げろ」以外に有り得ません。

    「こわりって分かりますか?」「こわり?何ですかそれ?」
    「福岡市鍼灸師会のマニュアルに、症状として以前堂々と載っていましたよ。」

    「はく」と「はわく」は全くの同義語ですが、「こり」と「こわり」には微妙な使い分けを感じています。
    「こり」は肩凝りのような明確な原因のない血行障害、「こわり」はオーバーワーク等の炎症による筋肉痛ではないかと思います。

    「てごわい」「おこわ」の強い堅い意味と同じ語源ではないでしょうか?
    由緒ある言葉です。

    これまで標準語には「こわり」にぴったりの言葉は無いのでは?と思っていました。しかし最近スポーツニュースで発見しました。「プロ野球のキャンプインで、〇〇投手が背中に「はり」を感じて、練習を切り上げました。」この「はり」ではないかと?

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