最近2年くらい愛用している腕時計はダイソーで5百円だ。
この前電池が切れたので、ホームセンターに行った。
修理コーナーにいる馴染みのオヤジが「これいくらした?」
「5百円だけど」
「電池交換9百円だよ。同じもの買った方がいいちゃないと?」
「あのねー オレらの時代は万年筆、自転車、腕時計は宝物だったよね。高校入学の時に親から買ってもらったセイコー5自動巻は1万2千円だった。高卒初任給の半分か3分の1だったよ。オレ達にとって腕時計っちゃそういうもんやろ?」
「7百円でいいよ!」
話は変わるが、
1930年頃 父が中学の水泳の授業中にロレックスを盗まれた。
アメリカにいた親に手紙を書いたら、すぐ又ロレックスが送られて来た。
その頃日米の所得格差は百倍くらいあっただろう。
そのロレックスで家が建っただろう。
父は「盗んだヤツは価値が分からんかったろう。オレも分からんかった。」
よくそんな国と戦争したものだ!
繰り返すがオレの時計は5百円だ!