食欲の秋なので、しばらく食べ物の話をしましょう。
この時期になりますと、ビール各社がこの名前のビールを出します。
私らの若い頃は、タバコやビールのブランドは4つか5つくらいでした。
ビールは会社名が即ブランドでした。
タバコも酒も嗜まない私は、タバコはもちろんですが、ビールの細かなコンセプトの違いは何回飲んでも良く分かりません。
激戦区の業界ですが、こんなに種類が必要なのかなあ?と・・
工場の生産管理や販売の在庫管理のご苦労の方が気になります。
話は飛びます。
「秋味(アキアジ)」は魚です。しかし秋の鯵(アジ)ではありません。
「白鮭(シロザケ)」のことです。
それも9月から11月に獲れるモノをいいます。したがって「秋鮭」とも言います。
5月から7月に獲れるモノは季節外れということで、「時鮭」とか「時不知(トキシラズ)」と呼ばれますが、どちらも同じ「白鮭」です。
実は「秋味」の語源は秋に直接は関係無く、アイヌ語で「白鮭」のことを「アキアチップ」ということから来ているそうです。
「スケソウダラ」と同じく「秋味」は北の魚なので、関東以北ではこれが「サケ」であることは、良く知られていますが、関西以西ではあまり馴染みがありません。
まして九州で「サケ」と言えば、以前は真っ赤な「紅鮭」のことでしたので、肌色の「秋味」をあまり知らないのは当然です。
今回のブログもただカタリたかっただけで、オチはありません。