「チャーハン」のことです。
「炒飯」という中国語らしき言葉を大和言葉で言っている、全くの同義語です。
ところが九州では当たり前に使われている「やきめし」は関東では全くと言っていいほど聞くことはありません。
関東の中華料理屋さんで「ヤキメシ下さい!」と大声で注文すると、前述の「ブタマンの悲劇」に遭遇します。
しかし博多にいますと、微妙に使い分けられている気がします。
「チャーハン」は中華料理店、「やきめし」は大衆食堂的なお店ではないかと・・
博多はとにかく食べ物の美味しいところです。たぶん日本一です。
しかしあえて申し上げますが、私の好みの問題でしょうが、「炒飯」「やきめし」だけはなかなか納得の行く味に出会えません。
関東ではどんな場末(すみません)の小さなラーメン屋さんでも、焦げ茶色してて米粒の一つ一つが脂に絡まってポロポロと独立してて、深い味わいがあります。
こちらで食べると大半は、卵色で、ベチャっとしていることが多いです。
ガスの火力か?脂の違いか?フライパンの振り方か?
まあ私の食べ歩き方が足りないのでしょうが・・
話は飛びます。
40年程前に上京した時は、九州豚骨ラーメンは東京にはほとんどありませんでした。
札幌ラーメンは普通にありましたが・・
新宿に熊本ラーメンの「桂花」が2店舗出店されているのを見つけた時は涙が出ました。
何しろ熊本に住んでいた子供の頃は、「街」に出かけたら「桂花」のラーメンを食べるのが楽しみでしたから。
又しても「博多」を敵に回してしまうかも知れませんが、私は「博多ラーメン」より「熊本ラーメン」の焦がしニンニク味の方が好きです。最近「桂花」は経営が大変だったとのことですが、必ず復活されると信じています。あんな美味しいモノが無くなるはずはありません。
「ちゃんぽん」も関東ではまず見かけませんでした。具の入った麺類を食べたくなったら「タンメン」を注文してましたね。でも20年位前からの「長崎ちゃんぽんリンガーハット」の関東進出に救われました。
しかし今だにあの「皿うどん」という言葉に馴染めません。大好物なのですが、パリパリの黄色い細い麺を、柔らかくて白くウェットなイメージの「うどん」と言うのには抵抗があります。
これまで通り博多の患者さんが途切れることの無いよう、祈っております。