いくつもの理由がありますが、代表的なものは血行の改善です。とげが刺さると赤く腫れますよね。同じことで、鍼を刺すと脳が異物の侵入を察知して、その部分の血行を良くします。健気にも血流で異物を洗い流そうとするのです。
例えば肩こり。そこの血が滞っています。身体は自然の一部です。川がサラサラ流れていれば自然は保たれますが、止まれば沼になります。メタンガスやボウフラが湧きます。肩には乳酸やヒスタミンが溜まり痛みや違和感が出ます。
鍼を刺せば、血行が良くなり、溜まった悪い血は押し流され、肝臓や脾臓で精製されます。新鮮な血は栄養豊富で、薬でもあります。
つまり鍼は応援団みたいなもの、あるいはきっかけ作り。実際に治しているのは自分です。
本当に大切なのは自助努力です。自分で血行を良くすることができます。歩いたり体操したり運動すれば大丈夫です。
次回は何故 血が滞るのか?について、ご説明したいと思います。