博多メイはりきゅう院
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    30年以上前の1980年、南アフリカに出張したことがあります。

    「西田君 南アフリカに飛んでくれ。今年から南アフリカとその北のナミビア産の○○をほぼ全量、毎年我が社で買い付けることにほぼ決定したから。だれも現地見てないんだよ。君見て来い。」「ぇえー!!私でいいんですか?!それって表敬訪問でしょう?!」「いいんだよ。売るのはお前だから。帰国後に具体的な交渉に入るので、くれぐれも勝手に価格交渉すんなよ!」
    当たり前でしょうよ・・ン10億円単位です。

    仲介してくれる商社の担当者一人とエコノミークラスで29時間。
    「治安良くないから、昼間でも勝手に出歩かないように。この前ケープタウンの最高級ホテルのロビーで、白昼宿泊客の台湾人が数人の男に取り囲まれ金品を巻き上げられたからね。日本で言えば帝国ホテルだよ。でもその台湾人のすごいところは、その後ホテルにクレームして倍以上取り返したらしいけどね。」

    「犯罪に巻き込まれたら、犯人の顔を絶対見ないように。日本だったら必ず、犯人の顔をちゃんと見たの?、と言うけど、顔見られたと思った途端、ズドンかブスっと来るからね。」
    そうかあ ほぼ単一民族である日本人は犯罪者とでさえ、そこまではしない、という暗黙の信頼関係?があるのか!人種が異なるとどうせ顔はみんな同じに見えるし。

    やっと着いたらすぐ歓迎レセプションです。
    というよりダンスパーティじゃないですか!(聞いてないよ!)それもその業界の社長や役員連中が奥様同伴で数十人。

    まだPCメールなど無い時代で、主たる通信手段はエアメールかテレックスです。
    先方には私の名前しか伝わっていませんでした。役職書きたくても無いし・・
    先方からすれば、ン10億円の商談ですから日本からどんな偉い人が来るのだろう、と思っていたら、20代の若造一人です。がっかりした雰囲気が分かります。

    でも後で聞いた話ですが、こんな大きな商談にペーペーのガキ(彼らからすれば、私は中高生に見えたはず)を遣す日本という国はどこまで凄いんだ!とも思ったらしいです。確かにそれからの10年間の日本は、まさにエコノミックアニマルの本領を発揮しました。

    南アフリカ共和国は人口5千万人弱、その内1割弱の白人が支配しています。気候温暖で石油以外は何でも採れるという豊かな国です。したたかなイギリスがそう簡単に手放すはずはありません。ナミビアはまだその当時南アフリカの統治下にありましたが、人口2百万人、国土はほとんど砂漠ですが、やはり資源豊富です。

    その当時はまだアパルトヘイト(人種差別政策)は続いていていましたが、日本人だけは「名誉白人」(別に名誉でも、嬉しくもありませんが・・)として処遇されてました。単に経済力によるものです。その当時有色人種が白人と交際したり、結婚(南アフリカ国内では結婚できない)してると、官憲にどのような対応をされたかは、ブログには書けません。

    白人は17世紀にオランダ人が、18世紀にはイギリス人が入植し始めました。過去には彼らの間に戦争がありましたが、現在は共に実質的に政治経済を支配しています。
    言語は英語とアフリカーンス(なまったオランダ語)が公用語です。したがって私らと話す時は英語ですが、内密な仲間同士の会話はアフリカーンスに切り替えます。

    仲の良い国は、不遇な国同士だからか、主にイスラエルと台湾。こういう国は小さくても軍隊は強く、諜報機関は優秀です。

    話はダンスパーティに戻ります。
    数百年前からのヨーロッパがそのまま保存された感じで、紅毛碧眼(と言うより金髪で目が青い)、純朴で大人しく温かい人柄の方々です。

    ただみんなデカイ!オランダ人は世界で一番大きな人種です。古いですが、柔道のアントン・ヘーシンク、最近ではK-1選手を見れば分かります。イギリス人も主に北欧系なので、やはり大きいです。

    当然女性もでかいです。175センチくらいでヒール履いているので、180センチを優に超えます。みんなセレブで美しい!

    当然踊らなければなりません。それが礼儀です。(みんな出張したがらなかったのは、これかあ?)私の顔は先方の大きな胸の前にあります。贅沢な気まずさです。ユーカリの木にしがみつくコアラです。

    話は飛びます。
    私らの時代 出会いの場は、既に村祭りや盆踊り大会ではなかったのですが、まだ「合コン」という言葉はありませんでした。
    「合ハイ」(合同ハイキング)か「ダンパ」(ダンスパーティ)でした。

    したがって私らは、社交ダンスに対する耐性は今の人よりあると思います。
    You Tubeはありませんでしたが、本屋で「社交ダンス入門」を立ち読みして、必死に基本ステップを覚えましたから。

    帰国後しばらくして、1年間ほど社交ダンスを習いに行きました。
    これから必ず必要になると・・しかしそれからも国内勤務で、たまに出張するのは中国か東南アジア方面、社交ダンスがビジネスで必要になることは一度もありませんでした。

    しかし特にラテン系のリズムは私ら日本人には難し過ぎます。16ビートの曲さえ揉み手で手拍子打つ国民ですから。現代版盆踊りのパラパラが丁度良いです。ステップありませんから。12拍子のフラメンコ、階段踏み外しそうになるレゲエ、掴み所の無いルンバ等々、どれも厄介です。

    また話が飛びます。
    家内がロボット掃除機「ルンバ」を買ってしまいました。
    たしかに家の中がきれいになっていますし、家内はご機嫌です。
    2匹の猫と私は、その能力が如何程のものか?注意深く見守っています。

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