ロンドンオリンピックが成功裡に終わりました。
これに触発され、何かスポーツをしたくなります。
とりあえず競歩や、シンクロの入場の歩き方、新体操のリボンの演技、の練習を始めたオジサンも多いのではないかと思います。(私だけですか?)
日本も今回はメダルを獲りましたね。過去最多の38個です。
金銀銅は別として、メダル獲得の国別ベスト10は、
1位 アメリカ 104個
2位 中国 87
3位 ロシア 82
4位 イギリス 65
5位 ドイツ 44
6位 日本 38
7位 オーストラリア 35
8位 フランス 34
9位 韓国 28
9位 イタリア 28
しかしこれを人口比で見ると、
1位 オーストラリア 63万人に1個
2位 イギリス 95
3位 韓国 171
4位 ロシア 174
5位 フランス 185
6位 ドイツ 186
7位 イタリア 218
8位 アメリカ 298
9位 日本 332
10位 中国 1551
オーストラリアは強いですね。
イギリスもすごいですね。メダルの数もすごいけど、犯罪発生率もたしか日本の5倍、先進国の中ではダントツです。もともとは「紳士の国」ですけどね。白人対白人だと「紳士」ですが・・
韓国は日本の2倍です。金メダルも13個獲っており、スポーツへの国としての力の入れ方がすごいです。
ヨーロッパ諸国はどこもしっかり獲っています。
日本はもう少し頑張らないといけません。まずはアメリカを捉えたいです。
中国はまだまだです。逆に言えばノビシロがあります。
話は飛びますが、
GNPで、中国は最近日本を抜きました。
でも1人当たりだと、日本の10分の1です。まだ少ないのですが、すぐ同じになる可能性を秘めています。
アメリカと日本の1人当たりGNPは同じくらいです。
でも個人個人の所得を見ると、アメリカの経営者やスポーツ選手の収入は桁が違います。
ということは上は高いが、下が安い、そして二極分化しているということです。
最近ネットで、このことについてのどなたかの文章を読みました。その通りだと思いました。その内容は、
アメリカは多民族国家であり、必ずしもみんなが英語を話せるとは限らない。従ってマニュアルが進化しました。そこでマニュアルを作る少数の人と、そのマニュアルで動く大多数の人の収入が同じはずは無い、ということらしいです。
たしかにアメリカのニ極分化は激し過ぎますが、プロジェクトやシステムを立ち上げる人と、その業務をこなして行く人の給料があまり変わらないのは、おかしなことです。
バブルの頃は「日本こそ最も進んだ共産主義国家だ!」「国民総中流化!」とある意味自慢げに語られました。
しかし財政的に厳しくなった今、どこかの市バスの運転手の年収1千万円というのは、もう有り得ない時代のようです。
オリンピックのメダリストは我々のような一般人ではありません。特別な才能を持った方々です。そして国威昂揚に努めています。報奨金数百万円は安過ぎます。全員がプロに転向できたり、CMやタレントで稼げる訳でもありません。
800人いる国会議員(中にはほとんど仕事をしてない人もいます)に毎年一人当たり億単位の税金を使うくらいなら、メダリストに年に数百万円単位の生涯年金を支給しても良いと思います。そうすれば安心して後進の指導が出来ます。
また話が飛びます。
「銀は金より良いと書くのよ」とか「銅は金と同じと書く」とかオヤジギャグのような
CMが流れてました。
そこで相場を調べてみました。
ちなみに銅メダルの銅はcopperではなく、bronze medalと言います。つまり銅ではなく、「青銅」です。「青銅」は銅と錫の合金で10円硬貨がそうです。ちなみに5円硬貨は「黄銅」で銅と亜鉛の合金です。
(8月13日付)
金 4329000円 /Kg
銀 77280円
青銅 470円
つまり金は銀の56倍、銅の9210倍です。
オリンピックの金銀銅メダルの価値に、こんなに差があるという意味ではありません。