39年前 私ら夫婦は結婚披露宴のひな壇に座っていた。
会社員だった私が仲人をお願いしたのは、ずーっと上の上司の役員夫妻だった。
私の隣に座ったその上品な奥様は、次々に祝辞を述べる私の友人たち(大学のクラブの同期連中)を見て、私の耳元でつぶやいた。「あなたのお友達ってみんなカッコ良くって素敵ね・・・あなたもね・・」
(要りませんから、そのフォロー・・と思った)
そして仲人制度は次第にこの社会から消えて行きました。
その後出現してきたのが、「両親への花束贈呈」です。
私が思うに、結婚披露宴というものは、若輩者の二人が力を合わせて、これから社会参加、社会貢献していくので、どうか皆様ご指導ご鞭撻の程宜しくお願いします、というのが趣旨だろう。
だから葬式とは違い、親族は一番後ろに居る。
だから両親への感謝など内々のことは、前の晩か控室でやってほしい。
この話を力強く知り合いに話したら、たまたま結婚式場勤務経験のある方でした。全否定でした。
「だってそれが無かったら、式進行上の山場がないじゃないの!間が持たないよ!みんな泣きたいのよ!」
「そゆこと?」「そゆこと!」