理科か生物の授業で習ったような気がしますが、よく分からなかったですね。
自律神経という神経があるのではなくて、交感神経と副交感神経という二つの神経の内臓への相互二重支配システムのことです。車で言えば、交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキのようなものです。
別の言い方なら、交感神経はON,オフィシャル、表、 副交感神経はOFF,プライベート、裏かな?
でも人間の場合は、これを意識的に操作しなくても、自然に無意識にバランスを取っています。だから自律・・と呼んでいます。
でも現代人は交感神経優位の人が多いです。先々は不安だらけ、仕事でも家庭でもやること多いし、複雑になってるし、ノルマや時間制限あるし、イヤなヤツいるし、できなかった言い訳もしなきゃならないし・・・アクセル吹かせっぱなしですよ。だから家に帰ってもリラックスできなくて、アイドリングは高回転のままです。ブレーキ効きません。真面目な人ほど不器用ですし。
交感神経優位の時は、やる気が出て、心拍数や血圧が上がります。副交感神経優位だと、眠くなって、おなかが空いて、便意も催します。池田屋に飛び込む前の近藤勇が眠くなって、腹が減って、ウンコ行きたくなったら困りますから(でもそういう時ありますね)。
そして血行が悪くなるんですよ。だって近藤勇はこれからどう戦おうかと真剣に考えるから、血流は脳に偏り、手足に行きません。出血を抑えるためですが、冷たくなって思うように動かなくなります。だから日頃から非常時でも平常心、無心を保てるよう精神的にも修行してます。
おなかが減らないのも意味があります。満腹でおなか刺されたら感染がひどくなります。
でも四六時中こうなら体調おかしくなります。
鍼灸は自律神経を調節する手助けをします。どちらかと言えば、副交感神経を亢進してくれて、本来身体があるべき状態に戻します。免疫力も高めます。
本当はご自分ですることが大切です。充分睡眠を取り、適度に食べて、運動して頂くと良いのですが・・・ 以上