前の投稿でマッカーサー元帥の父親であるアーサー・マッカーサー・ジュニアについて語ったが、この名前をよく見るととても変な名前である。
直訳すると「アーサーの子のアーサーの子」となる。
ジュニアは同名の父親(シニア)の子を意味するが、MacArthurは「マック+アーサー」であり、Macはスコットランド・アイルランド語の「子」という意味で、偉人の名前の前に付けて、その人の子孫を表す。したがってマッカーサーは「アーサー王の子」という姓になる。
マクドナルド、マッキントッシュ、マッカートニー、マックィーン、マッキャンベル・・・はスコットランド・アイルランド系である。
イングランドだと聖人の名前の後に「son=子」を付けてその人の子孫を表す姓がある。
Johnson(ジョンソン=ヨハネの子)、Jacobson(ジェイコブソン=ヤコブの子)、Peterson(ピーターソン=ペテロの子)、Stephanson(スティーブンソン=ステファンの子)・・・
北欧だとジョンソンがヨハンセン、アンダーソンがアンデルセンになるのでこの「セン」は「son」と同義なのだろう。
ロシアに行くとドストエフスキーやチャイコフスキーの「スキー」が「son」と同義である。
又 O`Neill(オニール)やO`Brian(オブライアン)のように名前の前に「O`」が付く姓があるが、これもアイルランド語で「子」のことである。
今回の話にオチはありません。ノーガキを言いたかっただけです。