最近よく昔のことを思い出す。
50年前父親がU首の下着で街を歩き始めた。
母親が「下着で街ウロウロせんでよ!」「エイジも着とるやないか!」「あれはBVDであんたのは福助かグンゼやないね!」「なーんも違わん!」
東京に進学していた私が夏休みに白のTシャツで帰省したのが原因だった。
それまでで父母が見かけたTシャツ姿は進駐軍の米兵ぐらいだったのだろう。
話は変わるが、そんな母も70年以上前 父の家に嫁いだ時、アメリカ移民だった舅姑(父の父母)に「デニムのジーンズは街で着たらいかん!あれは労働者の作業服やけん」
「日本の車には電話が付いとらんね」
「ティッシュあったら買うて来て」と言われて意味が分からなかったらしい。
まだ各家庭には車も電話も無かったし、ケツは新聞紙で拭いていた。
よくそんな国と戦争したものだ!