中国その1、2、3の通訳から聞いた話をご紹介しましょう。
彼は本職の通訳ではなく、当時私の部下だった日本人です。四〇大学と北〇大学に留学してました。
彼から色々な話を聞きましたが、ブログには書けないことが多いです。
その中から一つだけ、これも汚くて恐縮ですが・・
今から25年以上前、彼が北〇大学(日本で言えば東京大学だが)の留学生だった時、欧米や日本の留学生と中国学生自治会とで大激論が持ち上がったそうです。
大学キャンパスの水洗トイレですが、中国人学生は大便の後流しません。そのままです。これは中国では当たり前です。
留学生達は、それでは不衛生だし(例えば夏休み前にそのままだったら、夏休み中そのままになる)、天下の北〇大学だし、国際的な慣例に合わせたらどうか?と提案しましたが、中国人学生の主張は、前だろうが後だろうが必ず流す訳だし、自分が流せば自分はきれいに使えるから、その方が合理的だ、留学生の言っていることのほうがおかしい、ということで、留学生の提案は却下されました。
4000年の歴史の中で現在も含めて、全て絶対君主王朝に支配され続ければ、自分の地位と生命を守るのが精一杯で、工夫や改善努力や公共心など起こりようもなく、汚職と怠慢しか生まれないのは無理もありません。60年代の文化大革命では宗教も否定されました。信じられるのは自分と自分の家族だけです。
でも心配要りません。彼らが信じられるものがもう一つあります。お金です。
もともとお金儲けは天才的な方々です。この10年位の高度経済成長で彼らは確信しました。
きれいで良いサービスをすれば、お客様が来ることを・・(ただ儲かることなら何でもする、という恐さはありますが)
その1,2,3で書いたことはアメリカでも似たり寄ったりです。
要は日本は確かに良い国だけど、むしろ日本の方が異質だ、ということは常に意識しておきたいと思います。