お盆が終わりましたが、来月はお彼岸があります。
この間は1か月ちょっとと短いので、ご先祖様たちも落ち着きませんね。
ご先祖が殿様だったりすると「世が世なら、今頃私は・・」などと人生がうまく行かない時は、言いたくなりますよね。
私は数学は得意ではありませんが、先祖の人数を数えてみました。
親が2人、祖父母が4人、曽祖父母が8人、その親が16人、ここで思考停止になります。
つまりその曽祖父母の親まで足すと、私一人の生産に直接関わった人間が30人いる訳です。
2の4乗が16、10代遡ると、2の10乗で約千人、それに1代前から9代を足すと約2千人、1代を25年で再生産すると考えれば、10代前は250年前つまり江戸時代中期までの直接のご先祖が2千人いる計算になります。
それでは20代遡れば、2の20乗つまり百万人、それに19代以下を足せば2百万人。
30代遡れば、2の30乗つまり10億人、それに29代以下を足せば20億人。
40代遡れば、2の40乗つまり1兆人、それに39代以下を足せば2兆人。
それ以上は単位が無くなります。それに兄弟姉妹を足したら、もう気が遠くなります。
計算合ってますかね?
40代前と言えば約千年前、平安時代以降だけでも私の直接の先祖は2兆人いる訳です。近親結婚してるから、実際はこんな膨大な人数にはなりませんが、これなら私でさえも、「世が世なら・・」のご先祖様が必ず一人はいますよね。そしてみんなどこかで繋がっています。
私たちは大樹の一葉、大海の波しぶきに過ぎません。しかし元は同じ。
そうでありながら「俺がオレが・・」と小さなコップの中で争う私たちの器の小ささに、情けなくなります