世界柔道やってます。
白熱した高度な技の応酬は見てて楽しいです。
柔道は嘉納治五郎先生のご尽力を基に、スポーツとして世界的に大きく発展した日本の代表的な武道です。
技は投げて一本、押さえ込みで一本。
でも何故押さえ込んで「勝ち」なのでしょうか?
「武道 その6」でご紹介した堀辺正史氏が著書に書かれていました。
なるほど、と思いました。
柔道は色々な柔術を編纂統合して完成されています。
沖縄唐手のように、武器を持てない一般庶民の護身の技として発展したものもあるでしょうし、又武士の徒手格闘術として伝えられたものもあるでしょう。
戦国時代等の合戦時に、強固な鎧兜を身に着けていると、お互いに簡単には致命傷を受けません。したがって最後は組み打ちとなり、押さえ込んで鎧の隙間から、脇差や鎧通しを突き刺すことになります。したがって押さえ込んだら「勝ち」とされた、とのことです。
柔道恐るべし!